小児科
小児免疫外来
頻繁に熱をだしませんか?
免疫とは細菌やウイルスの排除に必要な体のシステムのことです。そこに生まれつきの異常がある患者さんがいらっしゃいます。頻度の低いものですが、 早期に適切な検査や治療を行わないと、命に関わる重篤な感染症や生活の質を著しく損なう障害を残す危険もあります。当院では感染を繰り返す患者さんが気軽に相談できる外来を設置しております。
「子どもはかぜのこ」という言葉にある通り、保育園など集団生活が始まると毎月のように、または毎週のように風邪をもらい続けます。それぞれ自然に治っていけば基本的に問題にはならないのですが、毎回発熱するたびに中耳炎になり治りにくい、肺炎ですでに3回も入院したなど他の子たちに比べて重症化しやすいお子さんには、ひょっとしたら免疫の病気があるかもしれません。
当院では診察上必要と思われるお子さんについては、免疫能の成熟度を血液検査で調べることができます。軽度の異常の場合は抗生物質を予防的に内服することで経過観察が可能ですし、漢方薬が使えることもあります。非常に稀ですが、重篤な免疫不全症が見つかった際は、速やかに専門施設へご紹介いたします。
発熱を繰り返す子の中には自己炎症疾患という病気が見つかることもあります。特に決まった期間に発熱を繰り返す、発熱期間も3日以上と眺め、血液検査では炎症反応が高い、毎回溶連菌感染症かもしれないと言われる、嘔吐や下痢を繰り返す、皮疹を繰り返すなどの特徴がある場合に疑われます。
非常に発展が早く次々と新しい疾患が発見されているため非常に診療の難しい分野ですが、これまでの経験や日々の勉強を生かして地域の皆様のお役に立てれば幸いです。生活の質を損なう前の、早期発見・早期治療が行えるよう尽力いたします。
小児科
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一般小児外来
風邪、胃腸炎、皮膚のぶつぶつやかさかさ、中耳炎、気管支炎、肘が抜けた、火傷した、いつもと様子がおかしいなどお子さんの多岐にわたる症状に対応いたします。
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小児免疫外来
反復性中耳炎、反復性肺炎、頻繁な発熱など、免疫の異常が疑われる患者さんは是非ご相談ください。
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乳児健診・予防接種
3-4ヶ月、6-7ヶ月、9-10ヶ月、1歳半、3歳のキーとなる月齢の健診と、全ての定期接種と必要な任意接種を行います。
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アレルギー外来
アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹などを主な対象とします。
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夜泣き外来
夜泣きは病気ではないことがほとんどですが、保護者の生活の質を著しく下げる可能性があります。個々の家庭に合った対応策を考えていきます。
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偏食外来
偏食を完全に直すことは難しいですが、少しずつ食べられるものを増やしていくことは不可能ではありません。食事中の習慣にも適切な対応があります。お子さんやご家庭に合わせた助言を行います。
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発達外来
言葉が遅い、かんしゃくが強い、切り替えが苦手、落ち着きがないなど、発達に関する症状や不安に対応いたします。