「向き癖が気になる」「絶壁かも…」とお悩みの保護者様へ。
当院でも2026年8月3日から小児科専門医による「赤ちゃんのあたまの形外来」を開設します。
1. はじめに
赤ちゃんの頭の形について、「向き癖があって頭の片側が平らになってきた」「絶壁が気になる」といったお悩みを抱える保護者の方は少なくありません。
これまで日本では「大きくなれば自然に治る」「髪の毛が生えれば目立たなくなる」と言われることも多くありました。実際に無治療でもよくなるケースが大半ですが、強い歪みの場合は、ある程度治ったあとにも歪みが軽度残ってしまう可能性があります。成長して髪が伸びたあとに頭の形自体はあまり気にならないが、メガネをかけようと思ったら耳の位置が非対称で違和感が出る可能性もあります。
当院では、小児科専門医が、赤ちゃん一人ひとりの成長と健やかな発育を第一に考え、丁寧な診察・サポートを行います。「まずは相談だけ」「今の状態を知りたい」という方も、どうぞお気軽にご受診ください。
2. 当院の「あたまの形外来」 3つの強み
① 小児科専門医による安心の全身診察・見極め
頭のゆがみには、向き癖などの外力による「位置的頭蓋変形症」だけでなく、稀に骨の成長に関わる病気(頭蓋骨縫合早期癒合症など)が隠れている場合があります。当院では全身の状態、皮膚の状態や神経発達なども併せてしっかり確認し、専門的な見極めを行った上で最適なアドバイスをご提案します。
② 通いやすい「駅近」の立地
ヘルメット治療を行う場合、定期的な通院が必要となります。ベビーカーでお越しの保護者様や赤ちゃんのご負担を少しでも減らせるよう、当院は駅からすぐの好立地に位置しています。これまで東京など遠方にまで通院されるケースも多かったようですので、近隣に通院できるのはメリットとして大きいです。
③ 治療中も安心「丁寧なアフターフォロー」
ヘルメット装着を開始してからも、肌トラブルはないか、順調に装着できているかなど、きめ細やかにみていきます。保護者様のお悩みや疑問にも丁寧にお答えしますので、安心して治療を進めていただけます。
3. 赤ちゃんの頭の変形タイプと原因
あたまの変形は、主に寝姿勢や向き癖などの重力・圧迫によって起こります。
<斜頭症(しゃとうしょう)>
特徴: 頭を上から見たときに平行四辺形のようにゆがみ、左右非対称になっている状態。向き癖がある赤ちゃんによく見られます。
<短頭症(たんとうしょう)>
特徴: 後頭部が平らになっている、いわゆる「絶壁」の状態。仰向けで寝ている時間が長い赤ちゃんに見られます。
<長頭症(ちょうとうしょう)>
特徴: 頭の前後の長さが通常より長く、横幅が狭くなっている状態。
4. 治療・改善の方法
当院では、赤ちゃんの月齢や歪みの程度に合わせて治療法をご提案します。
① ホームケア(タミータイム・頭位変換)
生後早期や軽度のゆがみの場合は、日常生活の工夫から始めます。
タミータイム: 起きている時間に保護者様の見守りのもとでうつ伏せ運動を行い、頭に圧力がかからない時間を増やします。
頭位変換: 抱っこや授乳の向き、寝かせる向きを意識的にバランスよく変えます。
② ヘルメット治療(ベビーバンド / Babyband)
位置的頭蓋変形症で中等度以上の歪みがある場合、医療機器である頭蓋形状矯正ヘルメットを用いた治療をご提案いたします。
【当院で採用しているヘルメット:Babyband(ベビーバンド)】
株式会社BerryのBabyband(ベビーバンド)は、日本の赤ちゃん向けに開発された日本製ヘメットです。

- 快適な装着感: 赤ちゃんが長時間快適に過ごせるよう、通気性に配慮された設計です。
- 清潔を保ちやすい: 内側のクッションは簡単に取り外して水洗いや洗濯が可能で、衛生的に使用できます。
- 3Dスキャンによるオーダーメイド: 3Dカメラで頭の形を測定し、一人ひとりに合わせた最適な形状で作成します。
5. 受診のタイミング・対象月齢
- 推奨受診時期: 生後3ヶ月〜6ヶ月頃まで
- ヘルメット治療開始の目安: 生後3ヶ月〜6ヶ月頃
赤ちゃんの頭の骨は生後早期ほど柔軟で成長スピードも速いため、早い時期にアプローチを始めるほど治療効果が高く、装着期間も短くなる傾向があります。また治療開始は首がすわった後のほうが安全なため、3か月健診が終わった段階で「気になったらまずは早めの受診」をおすすめします。
6. 診療の流れ
STEP 1:ご予約・ご来院
Webで「あたまの形外来」をご予約の上、ご来院ください。翌日から2週間先まで予約可能です。
STEP 2:小児科専門医による診察・計測
頭の歪みの程度や病的な変形の有無を診察します。頭蓋骨縫合早期癒合症など特別な疾患が疑われる場合は脳外科など高次の専門機関へご紹介させていただきます。
STEP 3:方針のご相談(ホームケアまたはヘルメット)
位置的頭蓋変形症と考えられる場合、ご希望に合わせて3Dスキャナーでの測定を行います。事前説明や撮影後30分から1時間の待ち時間が生じるため、測定日を予約いただいてからご帰宅となります。
STEP 4:3D撮影・ヘルメット作成(希望される場合)
予約日に受診していただき、3Dスキャナで撮像を行い、頭の歪みを解析します。解析完了まで1時間ほど院内の個室でお待ちください。歪みの程度や月齢に合わせて、ホームケアのアドバイスやヘルメット治療のご案内を行います。押し付けはいたしませんのでご安心ください。ヘルメット治療を選択された場合、3D撮影を行いオーダーメイドでヘルメットを作成します(お渡しまで約2週間)。
3D撮影の解析結果は、保護者の方にダウンロードしていただいたアプリを使っていつでもご覧いただけます。
STEP 5:定期通院・アフターフォロー
2週間〜1ヶ月に1回程度のペースで通院いただき、成長に合わせたヘルメットの調整や、頭の形の経過観察を行っていきます。
7. 費用の目安
<保険診療>
STEP2までは保険診療で受給券内のご料金となります。病的変形の除外診断、小児科専門医による一般的な診察・相談を行います。
<自由診療>
STEP3以降は自費診療となるため健康保険はご使用できません。
3Dスキャン:5,500円(税込)※ヘルメットを作成しない場合。
ヘルメット作成費用:330,000円(税込)
※ヘルメット作成費用には「ヘルメット本体代」「3D撮影料」「治療完了までの診察・調整料・皮膚トラブルの際の外用薬」が含まれます。クレジットカードもご利用いただけます。
8. よくあるご質問(FAQ)
Q. 受診したら必ずヘルメット治療をしなければいけませんか?
A. いいえ、そんなことはありません。診察の結果、ホームケア(寝姿勢の工夫など)で様子見をおすすめする場合もございます。まずは現状を把握するための「ご相談のみ」でも大歓迎です。
Q. ヘルメットを嫌がったり、肌荒れしたりしませんか?
A. 最初は違和感から嫌がることもありますが、数日で慣れる赤ちゃんがほとんどです。また、当院で採用しているBabybandは通気性に優れており、クッションも洗えるため清潔に保てます。皮膚トラブルが起きた際も、小児科専門医が迅速に対応・処方いたしますのでご安心ください。
Q. 他院で生まれた(予防接種に通っている)のですが受診できますか?
A. はい、もちろん受診いただけます。当院に通院歴がない方でもお気軽にご相談ください。
9. 予約・お問い合わせ案内
「少し形が気になるかも…」と感じたら、お早めにご相談ください。
ご予約はWebからお願いいたします。(→こちら)
「小児科特診のご予約」→「赤ちゃんの頭のかたち外来」をお選びください。
ご不明点は診療時間内にお電話でお問い合わせください。









