内科

糖尿病専門外来

複数の専門医によるきめ細やかな診療

糖尿病は、血液中の糖濃度(血糖)が持続的に高くなることを特徴とする疾患の総称です。平時では脳が唯一利用可能なエネルギー源は血液中の糖であり、からだにはこれを上げるための仕組みが複数備わっています。その一方で血糖を下げる仕組みは、インスリンというホルモンの作用のみです。

糖尿病の病態として、このインスリンの分泌が相対的または絶対的な障害を生じることや、インスリンは分泌されていても体への作用が届きにくくなることが挙げられます。血糖が高い状況が長く続くと、全身の血管にダメージが及びます。障害を受ける血管によって多彩な症状が生じます。

神経を栄養している血管では神経障害により感覚の低下やしびれなどが生じ、目の血管であれば視力に大きな影響を及ぼし、時には失明に至ることもあります。腎臓の血管であれば、尿を作るという腎臓の機能が徐々に損なわれ、最も進行した状態あれば腎臓の機能が廃絶して透析が必要になることもあります。

当院では、糖尿病の治療に最も長けている糖尿病専門医2名と、腎障害が進行した後でもそれ以上の進行をできるだけ食い止めるために腎臓内科専門医2名が共同して治療に当たります。

高血圧や脂質異常症の合併も多いため、糖尿病とともにこれらの治療も合わせて包括的に診療いたします。

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