開業を志した理由

勤務医として医局に属し慌ただしい 毎日を送る中で、患者さんと丁寧に向き合いながら恒久的な信頼関係を構築し、地域に根ざした仕事をする開業医という仕事に強い関心を持つようになりました。勤務医時代に身につけた先端的な医学知識を開業という新しい場で、地域の患者さん一人一人に合ったかたちで提供します。

小児科医としての診療現場で常々感じておりましたが、自分自身も育児に精力的に取り組む中で、保育園から発熱などによる呼び出しを受けるたびに職場で肩身が狭い思いをしています。私たちは病児保育の新しいモデルを創出することを計画しており、お子さんの急な発熱の際にあっても誰もが安心して仕事に取り組むことができる街づくりを目指します。大人が働きやすく心穏やかに過ごせること、また、全ての子供が健やかに成長することのできる社会作りに参画したいと考えています。

急速に少子高齢化社会が進行していく中で、私たち医療従事者に強く求められることの一つに予防医療への取り組みが挙げられます。いかに病気にならないように予防するか、病気になってしまった後であればいかに治療し、いかに進行を食い止めていくかが重要です。予防接種で感染症を防ぎ、健診で異常を早期に発見し、生活習慣を見直して疾病に罹患しないように心がける、そうした活動を積極的に行っていきたいと考えています。

現代の医学の発展は凄まじく、分子レベルでの病態解析や治療法の開発が日々行われております。そんな中でも原因がわからず症状に苦しみ、医師からは様子を見ましょうとしか言ってもらえない状況もあります。現代医学が対応しきれない症状に対しては、私たちは日常的に漢方医学による治療を行なっております。患者さんの話に耳を傾け、症状の流れを把握し、個々の体質にあった漢方薬を選択し、診察を繰り返しながら経過をみていきます。

昼も夜も街を広く明るく照らす存在でありたい。
そんな願いを込めて日々の診療に取り組んで参ります。

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